にわかクイーンファンが『ボヘミアン・ラプソディ』を観に行った話

こんにちは。にわかクイーンファンです。

 

どのくらいのファンかというと、高校生の時にジョジョを読んでクイーンに興味を持ち、CD買って聴き始めた程度です。

好きな曲は『Killer Queen』と『Save Me』です。

平成生まれなので、同世代の中では詳しい人寄りではあったと思います。入り口こそジョジョでしたが、聴く曲聴く曲全部良いので、大体のプレイリストに必ず数曲は入れてました。だってめっちゃいいし。

とはいえ、私が生まれる数年前に既にフレディ・マーキュリーは亡くなっていたので、全盛期のクイーンを知る由もなく、またライブに行けるはずもなく(Queenとしての活動は続いてはいますが)、曲をただただ聴いているだけだったわけですが。

バーフバリか何かを観に行ったときにこの映画の予告編を観て、「アッこれは観に行かねば…」と思い観に行きました。

 

めっちゃよかったよね!!!!!!

 

その一言に尽きるのでここで終わらせてもいいのですが、さすがにもうちょっと語りたいので、だらだら感想を書き連ねたいと思います。

本当にただだらだらと感想を書き連ねるだけだからここで読むのやめてもらっても全然いいので、その代わりまだ観てない人は観に行ってくれよな。

 

 

じゃあ語ります。

 

 

①盛り上げ方が上手い

 

この映画、極端なこと言うと最後の数十分、ライヴ・エイドでのパフォーマンスシーンが全てなのだと思います。

なので、そこに至るまでの約120分は、最後のシーンのためにあると言っても過言ではないはずです。フレディとクイーンの歩んできた道を描き、丁寧に丁寧に盛り上げ、最後のシーンに最高のテンションで繋げられるように構成してあると思うのです。

ライヴ・エイドのパフォーマンスシーンは本当に最高だし、あのシーンだけでも何回も観たいと思うけれど、そこまでの120分があってこそ得られるカタルシスも大きくなる。

初見の時、最後の30分はずっと泣いてました。2回目の時、一緒に歌いそうになって、応援上映に行けばよかったと思いました。行きたいな、応援上映

この盛り上げ方が本当に丁寧で上手で、上がりきったテンション、感情にあの最高のライブシーンをぶつけられるという、最高の体験ができるのです。

ところで、みんな大好きな『We Are the Champions』のサビ前の盛り上がりが、私は好きで好きでたまらないのですが、盛り上がりの話しててそれを思い出しました。みんな聴いてくれよな!

 

 

②ライブシーンめちゃ良い

 

ライブシーンめっちゃ良いぞ!!!!

こればっかりは文章で説明するのが難しい。

確かに私と同世代でクイーンの曲に詳しい人は少ないとは思いますが、普通の生活してて聴いたことない人は絶対にいないはず。これは断言できる。

なので、ちょくちょく入るライブシーンで、「あ、この曲聴いたことある」ってちょっと嬉しくなると思います。私は終始嬉しかったぞ。

ちなみに基本的に音源は実際のもの、つまりフレディが歌っているものを使用しているらしいです。

私が行ったのは普通の映画館でしたが、IMAXとか爆音上映だと迫力が全然違うんじゃないでしょうか。都会に行きてえ。

全然関係ないんですけど、クイーンの曲に日本語歌詞がある曲があって、『手を取り合って』って言うんですけど日本語部分の歌い方がちょっとぎこちなくてめっちゃ可愛いのでみんな聴いてくれよな。

 

 

③メンバーの関係性が愛おしい

 

当然映画なので、何から何まで現実に忠実に再現されているわけではなく、映画化するにあたって多少の脚色、変更はあるのですが。

クイーンのメンバーであるブライアン・メイロジャー・テイラーが最初から最後まで映画製作に関わったということなので、大事な部分が余りにも現実と乖離しているということはないと思うんですね。

それを前提に考えると、メンバーの関係性なんかは大体こんな感じだったんじゃないかな?と思わせられます。

めっちゃ可愛いから……(突然語彙を失うオタク)

特に『Bohemian Rhapsody』のレコーディングの時に衝立倒しちゃうところが可愛くてしんどい。

それだけに、中盤からはちょっと心が痛いシーンが続くわけですが、そこは耐えるしかない。がんばれ。

 

 

以上です。

フレディの死後に生まれてしまった私は、フレディがいるクイーンをどう頑張っても見れないわけですが、この映画で再現としてとはいえ、フレディ込みのクイーンの疑似体験ができたのかなと思います。実際のライヴ・エイドのパフォーマンス、YouTubeで見たんですけど映画で完全に再現してると感じたので。本当に完璧に再現してた。すごい。

応援上映(行ってないけど)は特にそういう感じが強いんじゃないかなと思います。

そういうことなので、まだ観てない人は観に行ってください。

観た人はもう一回観に行ってください。よろしくな。

ジョジョの実写映画がしんどかった話

突然だけど漫画・アニメの実写ってどう思いますか?

 

私自身は割と中立というか、実写がどんなクソカスに仕上がろうとも原作は原作だし、実写映画なりドラマならやるなら勝手にやって?(えらそう)って思っています。

でも好きな作品ならやっぱり気になっちゃうというか、そりゃ出来が良いに越したことはないし、あのシーンどう表現するんだろう?とかメディアミックスならではの楽しみ方をしてみたくなるんですよね。

という気持ちで昨夏観に行ったのが実写映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』でした。

「公開初日に1100円(レディースデー)叩きつけて観てきてやらあ!」と意気込んで行ったは良いものの、解釈違いにより予想外のダメージを負ってしまい、半年近く経った今でも時折フラッシュバックに苦しめられる羽目になったこの映画。

決してクソゴミ映画ではないんだけど、細かい解釈違いが私の心を苦しめる。

この文章はいわばそのセラピーです。言いたいことを全部ぶちまけることで心に雪解けをもたらそうというアレです。

というわけでこれからひたすらダメ出しをしていきます。最後に良かったところも挙げるつもりだけど基本的にひたすら監督と脚本に対する悪口しか書きません。あの映画を観て、悪いところ何もない最高の映画だったな!と思ってる人は多分読まないほうがいい。

あと普通にネタバレします。クソオタクのクソみたいな文章です。全文章の後に(※個人の感想です)を脳内補完して読んでください。

覚悟はいいか?俺はできてる

 

 

杜王町杜王町ではない)

 

原作ジョジョ四部の舞台は言わずと知れた「M県S市杜王町」。作者の出身地・仙台市がモデルになった日本の平凡な町ですね。

原作では色彩とか街並みが独特な雰囲気を出していて、アニメでもそれが上手く表現されていましたね。

実写でもその雰囲気を踏まえて、あえてスペインでロケをすることにしたんだと思います。わかる。わかるよ。でもね、

 

明らかに日本じゃないんだよ……。

 

もう街並みが明らかに外国。地中海。日本の気候に適してない。なんだよその建物。冬めっちゃ寒いだろ。こちとら東北やぞ。

そこを日本人の学生が連れ立って登校するシーンとか映すもんだから違和感がすごい。修学旅行か何か?

まぁそこは目を瞑ってもいい。監督的にはスペインの街並みが杜王町の街並みに見えてるんだから仕方ない。

 

それにしたって治安めっっっちゃ悪そう。

冒頭、連続殺人鬼アンジェロのシーンから入っちゃったからもう尚更。杜王町は東北のヨハネスブルグかよ(知らんけど)。

個人的に四部の魅力は、「日常に潜む恐怖」だと思ってます。

一見平和で地味な日常の裏に、恐ろしいものが潜んでいる。

その日常を守るために戦うのが四部の醍醐味なので、日常がめちゃくちゃ平和でありふれたものじゃないとダメだと思うんですよね。光が強いほど闇は濃くなるという。

映画はその日常からして平和じゃなさそう。毎日数人のレベルで人が死んでそう。康一くん絶対行方不明者の数とか気にしない。吉良吉影も静かに暮らせないから引っ越すレベル。

一本の映画にまとめるにあたって、カットしなきゃいけないエピソードもたくさんあるから、それに伴って雰囲気もサスペンス寄りになってしまったんだろうけど。

そこを崩してしまったら、『ジョジョ四部』の魅力の大半が失われてしまうような気がするんですが……。

 

 

②感情が欠落した仗助

 

山﨑賢人が悪いわけじゃないんだ……。

ただどうしても仗助が仗助じゃなくてコスプレした山﨑賢人に見えるだけなんだ……。

仗助ってね、見た目は硬派ヤンキーみたいな格好してるけど全然硬派じゃないんですよ。だってジョセフの息子だし。

狩りをナンパと勘違いするしイカサマ使って金を巻き上げようとするし挙げ句の果てに露伴の家燃やすし。まぁジョセフの息子だからね。

でも多分、映画の仗助はジョセフと血繋がってなさそう。

作品の前提が崩壊してしまうので、設定としてはちゃんとジョセフの息子で、ジョースター家の血を引いてるんですけど。

でも多分きみ、ジョセフの息子じゃないよね……?

 

仗助の大事な設定の1つとして、「髪型をけなされるとキレる」というものがありますね。

でもその設定が活きるのって、普段の仗助が温厚でお茶目な人間であってこそだよね。なんかさっき似たようなこと言ったけど。

原作でいうと、仗助基本的に初対面の目上の人に対してはめっちゃ丁寧なんですよね。

不良の先輩に絡まれたときも、承太郎に初めて会ったときも、髪型の話になるまではちゃんと敬語使って下手に出てるし。

理不尽なこと言われてもすぐに感情を表に出さないという大人な対応ができるとこがあるんですよ。彼は。

あとやっぱりジョセフの息子なので、お茶目さがすごい。承太郎がものすごいクールだったから落差が激しいのもあるけど。

ギャグ色が強めの話では、承太郎がしなかったような、ちょっとカッコ悪い役割を担ったりもする。

見た目は近寄りがたいけど、実は結構とっつき易い人間だと思います。原作の仗助。

 

映画の仗助、別に温厚でもないしお茶目でもなかった。

原作冒頭の不良の先輩に絡まれるシーンで言うと、見た目が完全に不良な仗助が、不良に絡まれても大人しく従ってるのに、髪型の話をされた途端突然別人のようにキレるっていう「えっそこでキレるの!?」の意外な流れが面白いところであり惹きつけるポイントなんですけど。

それに対して映画の仗助は、最初から特に従ってる様子もないし、髪型をけなされてキレても、「まぁそうだろうね」という感じ。まぁキレるだろうね。だってそういう見た目だし。

この映画、仗助と康一くん・承太郎の出会いから、アンジェロ編、虹村兄弟編までやって形兆が死ぬところまでやるんですけど、終始仗助の感情が乏しいような感じ。キレるとこ以外。

もちろん感情を露わにするシーンはいっぱいある。

祖父が死んでしまうところとか、康一くんが虹村兄弟に襲われるところとか、形兆と戦うところとか。

でも原作の仗助、そんな反応してたっけ……?

という思いが終始頭をチラつく。

何度も言うけど山﨑賢人が悪いんじゃない。

賢人がんばってたよ。仗助だと思わなければかなりかっこよかったし。

ただ監督と私の解釈があまりにもすれ違ってしまっただけなんだな。人間がわかり合うのってほんとに難しいんだな。

 

 

③モテない承太郎

 

由々しき事態過ぎる。もうこの文字列自体が相当な解釈違い。あってはならない。

ジョジョの登場人物で承太郎が1番好きなんですよ。承太郎モンペなんですよ。四部のシアーハートアタックの場面初見のとき、承太郎を危険に晒した康一くんにブチギレてたんですよ。承太郎が許したから私も許したけど。

ジョジョの世界にぶち込まれるなら絶対承太郎の周りをチョロチョロして怒られるモブになりたいし、何ならもう結婚したいと思いながら日々を過ごしてるし(でも私と結婚するような承太郎は解釈違いというジレンマ)、とにかく承太郎が好きだということを前提にして欲しい。

そういう訳なので、実写映画決定の報を受けて私がまず懸念したのは承太郎のキャストでした。

伊勢谷友介伊勢谷友介はいいよね。好きです。かなり好き。いいよね。

でも承太郎じゃないじゃん?

そういう思いが今も拭えない。伊勢谷友介は承太郎じゃないもん……伊勢谷友介だもん……。まぁこの際それはいい。承太郎(伊勢谷友介)だと思って見るから。

ところで、全人類知ってると思うけど承太郎ってめっちゃかっこいいからめっちゃモテるんですよ。めっちゃモテるんだけど、全く気にしてないどころかうっとおしいぜと思ってるんですよ。承太郎は。だから四部にこういうシーンがあるんですけど(大好き)

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28歳なのにちょっと大人気なくない?と思わないこともないですが承太郎のやることなので構わん。モンペだから何したって許します。

で、映画にもあるんですよこのシーン。仗助の取り巻きが騒いで、それを怒鳴って黙らせるシーンが。

 

ただし、黙らせて終わり。

この画像で言うと2コマ目まで。

「おれは女が騒ぐとムカつくんだッ!」の後、怒鳴られた仗助の取り巻きたちは萎縮したように黙り込む。

 

いやいやいやいやいや。違うじゃん。

 

承太郎ってそういうんじゃないじゃん。

 

4コマ目の「はあーい」がないと承太郎ただのヤバい人になっちゃうじゃん。

実際取り巻きの女の子たちからしたら突然仗助のところにやってきてNGワード出した挙句仗助を殴り倒すというめちゃくちゃヤベー奴なんですけど、それも4コマ目の「はあーい」で全部解消されてるんですよ。本来なら。

「なんかヤベー奴きたけどかっこいいからいっか」ってなるんですよ。わかるよその気持ち。

でも映画だと特にその描写がないので、「あっこいつヤバい……とりあえず逃げよ……」っていう感じになってしまうんですよ。ただ危険人物だと思われてる承太郎。無理。解釈が違い過ぎる。JKが惚れた描写をいれてくれ。老若男女全員魅了するポテンシャルがあるだろ?承太郎には……。

まぁただ単に承太郎が好き過ぎるから承太郎がひたすらモテてる描写が欲しいというのもあるんですけど。

でもその気がないのにモテてしまうのが承太郎なので、映画の承太郎は承太郎ではないということが逆説的に証明されてしまいましたね。

このシーンを見た後、好きなキャラクターの解釈違いというものがこんなにも苦しいものかと考えさせられました。

やっぱり映画の承太郎は承太郎じゃなくて伊勢谷友介だった。

伊勢谷友介クラスのイケメンでもいきなりJKを怒鳴りつけると引かれるんですね。引かれない承太郎ってほんとにめちゃくちゃかっこいいんですね。ヒュー!結婚してください。

 

 

④静かに暮らすつもりがない吉良吉影

 

この映画観て1番つっこみたかったのこれ。

さっき吉良吉影が静かに暮らせないから引っ越すとか言ったけど、もしかして引っ越した吉良吉影と入れ替わりでやってきた別人なの?

この映画、さっきも言った通り形兆が死ぬところまでで終わりなんですけど、まぁそれ自体は区切りがいいし全く異論はないんですけど。

タイトルに「第一章」って入ってることからもわかるように、続編を前提として作られてるんですね。それで、色々都合がいいようにアレンジされてるんです。

形兆が死ぬシーンもアレンジされてて、本来形兆は音石明のスタンド「レッド・ホット・チリ・ペッパー」から億泰をかばって殺されるんですけど、尺的に音石のエピソードを入れる余裕がないと判断したんでしょうね、カットされました。

このエピソードないとジョセフのイベントも発生しないし話進めづらくない?と思うんですけどそこは脚本の腕の見せ所(棒読み)なのでスルーします。問題はここからです。

 

代わりに殺しにくるのが吉良吉影

 

おかしくない?

 

正確に言うと、形兆を殺したのは、吉良吉影のスタンド・キラークイーン第二の爆弾「シアーハートアタック」。

なんでそのタイミングで……?とか原作でシアーハートアタック使えるようになるのもっと後なのに……?とかツッコミどころ満載なんですけど、まずね、吉良くんさ、植物のように静かに暮らしたいって言ってたよね?なんで自ら殺しにくるの?

考えられる可能性としては、

⒈映画ではキラークイーン吉良吉影のスタンドじゃない

2.吉良吉影は静かに暮らしたくない

3.めっちゃ頭悪い

の3通りくらいですかね。

キラークイーン吉良吉影以外が使うとこ想像できないし、静かに暮らしたくない陽キャの吉良吉影はもはや吉良吉影じゃないし、消去法で多分めっちゃ頭悪いんだと思います。よかったね仗助、ラクに勝てそうだね!

それか、本来使えないはずのシアーハートアタックを使えることから、もしかしたらバイツァ・ダストでやり直した何周目かの吉良吉影なのかもしれないですね。何回やり直しても仗助と億泰に倒されるからもう今のうちに億泰だけでも殺ったろ!と思ってけしかけてきた可能性が……あれ……?なんかちょっとありそうな気がしてきた……(深読みしがちなオタク)

 

 

⑤存在を消されたDIO

 

これはほんとに細かいことだし、もはや言いがかりに過ぎないかなーとは思うんですけど一応言っておきます。

形兆を倒すと、死ねなくなった父親のためにスタンド使いを探して弓と矢を連射してたことが発覚します。で、その父親が死ねなくなった理由が俺たちのDIO様。かつてDIOが自分に逆らわないようにと、信用できない部下に埋め込んでいた肉の芽。スタープラチナに抜いてもらった花京院とポルナレフはともかく、虹村父は誰にも抜いてもらえなかったのでDIOの死に伴い肉の芽が暴走し、死ねない体になってしまった。

っていうのを原作では説明してくれるんですけど、映画ではDIOのくだりまるまるカット。そこ削ると虹村父が死ねなくなった理由伝わらなくない?杜王町で変な病気流行ってるとか思われない?

恐らく、四部だけで完結した作品にしたいからDIOの名前出すとややこしくなると思ったんだと推測されますが、よりややこしくなってない?まぁ気持ちはわかるけど……。

 

以上、ちょっとしたレポートくらいの文字数を使って挙げたのが実写ジョジョへのダメ出しでした。ほんとはもうちょっと言いたいことあるんだけど今日は勘弁してやるよ。疲れたし。

代わりに、実写ジョジョの良かったところを挙げていきたいと思います。私にとって1100円(レディースデー)払う価値は確かにあったと思うので。

 

 

①スタンドバトルがかっこいい

 

スタンドバトル、めっちゃかっこよかった。

スタンドは全部CGなんですけど、めっちゃ出来が良かった。

まさかバッドカンパニーにあそこまで恐怖を感じる日が来るとは思わなかった……。

序盤のクレイジーダイヤモンドとスタープラチナもよかった。スタープラチナ超かっこいい。

多分、スタンドバトルだけでも観る価値はあると思います。

 

 

虹村億泰

 

「感情が欠落した仗助」「モテない承太郎」「静かに暮らすつもりがない吉良吉影」など、原作との乖離が著しい登場人物ばかりあげつらってきましたが、億泰だけはマジで完璧だった。

億泰の俳優さん(新田真剣佑)イケメンだから、億泰を演じるって決まったときに「マジで?」って思ったんですけど完璧に億泰だった。すげえ。ほんとはあんなに顔がいいのに。

喋り方もなんとなくアニメの喋り方を意識してる感じがして、こちらの想像を壊さない億泰像を提供してくれたなぁと思いました。

 

 

③原作を知らなければ楽しめる

 

これ漫画のメディアミックスのいい点として挙げていいのかわからないですけど、原作知らない人の方が下手に解釈違い起こさない分楽しめるかもしれない、と思いました。原作知らない職場の人も、映画観に行って面白かったって言ってました。

是非原作知らない人に観てもらって、そのまま原作にハマっていただきたいですね。沼はこちらです。

 

 

 

というわけで、実写ジョジョに対して言いたいことを、ひたすら言わせていただきました。ダメ出しに対して良いところの分量が少な過ぎる気もしますが。

実際、興行収入あんまり良くなかったらしいので、続編が出るかどうかはわかりませんが、もし出たら観に行くつもりではいます。伏線どう回収するのか気になるし、EDでチラ見せされた吉良吉影気になるし。こうやって楽しめることを考えると、もしかしたらいい映画だったのかもしれない。相応の苦痛を伴ったけど。

 

結論として、原作を未読の人にはおすすめできます。原作好きな人は覚悟を持って観てください。覚悟とは暗闇の荒野に進むべき道を切り開くことです。どうか負けないでください。